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post Master Recorder

November 17th, 2009

Filed under: New Mixes — goh @ 1:09:06

今年はインハウスの仕事〜すなわち家内のNOKKOのアルバム制作で忙しい。ボクはMIXが本業でRECORDINGは年に1、2回あるかないか??
今回は原盤権利を共有するスタンスからの事の始まりなので選曲〜デモ〜実際のプロダクション〜そしてMIXで終わりなはずが、そこからはプロモーション〜事務所の社長もやらなくてはならない。
そんな事とMASTER RECORDERのトピックスとは無関係だが良い機会なのでミックスシステムをアップデートしてみた。
まずは前回紹介したCHORD ELECTRONICS QDB76をボク用にカスタマイズしてもらいプロ仕様の送り/受けが出来るようになった。
オヤイデ電気からFTVS-910という110 OhmのDigital Cableを用意して192 I/Oより直接引いてQDB76に接続することにより強烈にジッターノイズが下がった事も確認出来た。
今まではLAVERY ENGINEERINGのD/Aよりのモニター環境一点だったのが QDB76の出現によりよりハイエンドオーディオ的なモニター環境というよりもよりコンシュマー的になった事が多きな進歩である。また今回のレコーディングを通して再認識した事は商業スタジオの「音の悪さ」である。「悪さ」と言うと語弊がるが他に選ぶ言葉が無いほど楽しい音がまったくしない。
大音量にしても小音量にしてもまったく楽しい音がしない。アメリカではこんな事はまずない。
勘をたよりに録音して持って帰ってきた音がここのシステムで聞いてホットするけれど、もっと良かったらと思うのはスタジオのモニター要因が大きい。

今回のアルバムはデモの段階より完成に近いイメージで音作り、歌入れもしてきたので最初のデモと最後のミックスは同じ印象でなければならないという自己責任のもとに
システムを構築する上で重要なのはMASTERとしての収録先である。このスタジオでどんなに楽しく作業が出来てもこの場限りではいたしかたがない。
そこで今回登場したのが1-BIT RECORDER KORG MR-2000Sである。
当初、KORGという楽器メーカの作るA/D変換に疑問を持っていたのだが実際に聞いてみると全く問題が無いというより素晴らしい!
構造上の構成からも1-BITとは従来のPCMと較べて非常にシンプルらしい。収録のルートはD/A変換されたQDB76よりオヤイデのAR-910(銀のケーブル)でMR2000Sに結線することによりアナログ伝送によるハイ落ちを極力防ぎ、QDB78のバッファーをMAX設定にしておおよそ5秒くらい遅れて1-BITに取り込むというスタンスはまるで1/2″テープの再生ヘッドを通して聞いているようで緊張感もある。
こんな感じで現在ミックスが進行している。もちろん通常のPCMも同時収録しているわけだが
何よりも楽しいのはセッションいちいちを立ち上げなくとも、済んだMIXをすぐに聞く事ができる便利さである。ひと昔はDAT RECORDERがその役割を果たしたように随時プレイバックが出来ることである。
これにより他の曲との対比が瞬時に行える。これは便利である。しかも聞いたとおりの音質であるからなおさら信用できる。
客観的に聞いてみたい場合などはMR2000Sの-10dBアナログアウトを真空管のアンプを通してCHORDのアンプに直結して聞くとおおよそのマスタリング処理を想定したコンシュマーな音で自分のMIXを楽しむ事も出来る。

最終的なMASTERとして使えるかという評価は来週のマスタリングに持ち込み結果が現在のコマーシャル音楽としてのマスターとして適応性があるかという基準の判断されるわけだが、
今日まで1/2″アナログ〜16 bit DAT~究極の1”アナログまでMASTER RECORDER は進化してきたのだが、ここに来て1-BIT DSDが登場したことによりミックスの方法論や考え方が更に進化してゆく事に明るい期待を持つ。
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