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post story of compressor (part two)

May 7th, 2009

Filed under: New Mixes — goh @ 15:46:28

最近UNIVERSAL AUDIO より1176 Anniversary Edition が発表されました。これを機会に当スタジオで試させていただきました。
先のポストにも記したように1176のポピュラリティーは絶大ですが、この1176には数々のVariationがあって僕自身使った事のある機種は最初のrevision Aからrevision Hぐらいまでを使ったことがあります。(ほぼ全機種)
中でも一番人気が高いのはブラックフェイスになってからのD typeとE typeです。
しかしこれもすでに70年代のVintageで現行で素晴らしい状態で残っている1176 rev D or Eを体験できるスタジオは日本では乃木坂のSONY STUDIOだけでしょう。
e-BAYやその他のオークションでもこのrevisionの評価は高いですが、その状態を推測する事は不可能です。
ひどいのになるとノブのガリはひどく、トランスもカサカサでメーターは不作動なんてザラです。1176の用途は多彩きまわりないのでボロがほとんどです。
しかし今回試した1176AEは状態の良いビンテージを思わせるような良い音がするので改めて2代目の意気込みを感じました。
同じパーツと手法を以て復刻版を作成しても当時のビンテージと聞き較べると明らかに復刻版は音が固い印象を与えてしまいがちです。
当スタジオのLA-2A復刻版もすぐに真空管を交換して改めてバイアス調整をしたくらいです。
しかし、この1176AEは最初から持っている音質の良さには驚きます。
加えてLA-2AやLA-3Aなどにあるレシオ2:1から使えるようにした点は効果的でベース等の楽器やバラード系のボーカル収録〜等には非常に効果的です。またステレオで使用した時のトータルコンプとして使う等、2:1の使い道は多彩です。更にSLOW ATTACKのチョイスも用途が増します。
自分が最初にアシンタントとして勤めたスタジオがChicago Universal Recording Studio ですがこのスタジオを創立したのがご本人BILL PUTAMN だった事も何かの御縁です。
スタジオにはこの1176 revision Aやらそれ以前のプロトタイプが何台もあってrev A はシルバーとブルーで赤いランプが付いていたのを覚えています。
しかしながら時代は1980年で当時の音楽のスタイルからモテはやされたのはdBXでそのアタック感、スピード感とS/Nの良さが評判でした。
当時は1176には収録以外ではあまり電源が入っていなかったのが事実です。
今となってはスピード感やS/Nの高さのあるコンプを求めるならプラグインの方が抜群ですから当然、デジタルでは求める事の出来ないアナログ感はアウト・ボードに限ります。
現行のアウト・ボード・コンプレッサーも数ありますが、まず最初の1台としての入門としてもコスト・パフォーマンスが高く、音質の良さ、さらに使い勝手が宜しいとなるとこの1176AEは非常にお勧めの機種だと思います。しいて文句を言うならばあの赤いランプを付けて欲しかったです。
1176ae.JPG

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